softbank光で「グローバルIPって使えるの?」「固定IPはあるの?」と気になっていませんか。
在宅ワークやオンラインゲーム、配信などをしていると、安定したグローバルIPが欲しくなることがありますよね。
でも実際のところ、softbank光の個人契約では固定IPは提供されていません。
ではどうやってグローバルIPを活用すればいいのか、代替手段はあるのか気になる方も多いはずです。
この記事では、softbank光のグローバルIPの仕組みから、よくある疑問、必要になるケース、そして安定して使うための解決策までわかりやすく解説します。
最後まで読むことで、自分の利用目的に合わせた最適な方法がきっと見つかりますよ。
softbank光でグローバルIPは使えるのか徹底解説
softbank光でグローバルIPは使えるのか徹底解説しますね。ここでは基本の仕組みや、利用時の注意点をわかりやすくまとめていきます。
①グローバルIPとプライベートIPの違い
グローバルIPとプライベートIPは、インターネットを利用するうえでとても大事な仕組みです。
グローバルIPは、世界中で一つだけ割り当てられる住所のようなもので、インターネット上で直接通信するために使われます。
一方でプライベートIPは、家庭内のWi-Fiや会社のネットワーク内だけで使う番号です。
例えるなら、グローバルIPは「自宅の住所」、プライベートIPは「部屋番号」のようなものですね。
softbank光を契約すると、基本的にはこの両方が自動で割り当てられ、外の世界と家の中でうまく分担して通信を行っています。
つまり「外部に公開したいときはグローバルIP」「家庭内で管理したいときはプライベートIP」という形で使い分けられているのです。
②softbank光のIPアドレス割り当て方式
softbank光では、契約者に動的なグローバルIPアドレスが割り当てられる仕組みになっています。
この方式では、接続するたびに違うグローバルIPがつくことがあります。
ただし、ずっと同じ番号が続くこともあって、一概に「すぐ変わる」とは限らないんです。
接続方式は「IPv6高速ハイブリッド」と呼ばれ、IPv6とIPv4を組み合わせて利用できるのが特徴です。
特にIPv4通信は「IPv4 over IPv6」という仕組みを通して実現されていて、快適にインターネットを使えるようになっています。
これにより、オンラインゲームや動画配信サービスなど幅広い用途でも安定して利用できるのがポイントですね。
③動的IPと固定IPの仕組み
動的IPと固定IPの違いも整理しておきましょう。
動的IPは、その名のとおり接続のたびに変わる可能性がある仕組みです。一般家庭のインターネット契約ではこちらが基本になります。
固定IPは、常に同じ番号を維持する仕組みで、サーバー運営やリモートアクセスに便利です。
softbank光では個人向けに固定IPは提供されていません。そのため固定IPが必要な場合はVPNサービスや法人契約など別の方法を検討する必要があります。
まとめると「家庭用は動的IP」「業務用は固定IP」と考えると理解しやすいですね。
④光BBユニット利用時の注意点
softbank光を最大限活用するには、光BBユニットという専用機器を利用するのがおすすめです。
なぜなら、IPv6高速ハイブリッドを使うにはこのBBユニットが必須だからです。
市販ルーターを使う場合でも、BBユニットの下流に接続するか、アクセスポイントモードでの運用が前提となります。
また、ポート開放やDHCPの固定割り当てなどの設定も、基本的にはBBユニットを通して行う形になります。
つまり「softbank光=BBユニットとセット」と考えたほうが安心なんです。
公式のマニュアルでも、IPv6を使うにはBBユニットの利用が必須と書かれていますので、契約時には忘れずに申し込みましょう。
softbank光のグローバルIPに関するよくある疑問5つ
softbank光のグローバルIPに関して、多くの人が気になる疑問をまとめました。実際に利用者から寄せられる代表的な5つを解説していきます。
①固定IPは提供されているのか
softbank光では、個人契約の場合は固定IPは提供されていません。
つまり、常に同じグローバルIPを使いたいという要望には直接応えられないのです。
固定IPが欲しい場合は法人契約やVPNサービスを利用するのが一般的な解決策になります。
家庭用では動的IPが基本なので、契約した時点でその仕組みを理解しておくと安心ですね。
「なぜ固定IPがないの?」と感じる方も多いですが、家庭向け回線は多数のユーザーに柔軟に割り当てる必要があるためなのです。
つまり、コストや運用効率の観点からも、個人契約では動的IPが標準になっているというわけです。
②ポート開放は可能か
softbank光でもポート開放は可能です。
方法は光BBユニットの管理画面にログインして設定します。
具体的には「ポート転送」や「固定IP割り当て」のメニューから操作できます。
ただし、接続方式や利用するアプリによってはうまくいかない場合もあります。
また、セキュリティ面のリスクもあるため、利用するポートは必要最小限に絞るのがおすすめです。
オンラインゲームやリモート接続など、用途を明確にして設定すると安心ですね。
③IPv6とIPv4の違い
IPv6とIPv4はインターネットの住所のルールのようなものです。
IPv4は長く使われてきた方式で、数字が枯渇しつつあります。
IPv6は新しい方式で、ほぼ無限に近い数のアドレスを割り当てられるのが特徴です。
softbank光では「IPv6高速ハイブリッド」という仕組みで、IPv6とIPv4を同時に利用できます。
これにより、古いサービスも新しいサービスも、どちらも快適に使える環境が整っているのです。
利用者は特に意識することなく、両方の通信をスムーズに使えるのがメリットですね。
④自分のIPアドレス確認方法
自分のグローバルIPは、光BBユニットの管理画面で確認できます。
ログインするとWAN側アドレスの欄に表示されています。
また、ブラウザで「IPアドレス確認」と検索すると、外部サイトでも調べられます。
例えば「確認くん」や「ipconfig.me」といったサービスはよく使われていますね。
ただし外部サイトは正確性に限界がある場合もあるため、公式機器の画面で確認するのが一番確実です。
もしリモート接続などでIPを指定する必要があるなら、事前に確認してメモしておくと便利です。
⑤回線再接続でIPは変わるのか
softbank光のIPは動的割り当てなので、再接続すると変わる可能性があります。
ただし、必ず変わるわけではなく、同じ番号がしばらく続くこともあります。
一般的にはルーターを再起動すると変わることが多いです。
逆に長時間インターネットを利用し続けると、同じIPが維持される場合もあります。
このため「固定されることもあるけれど保証はされない」というのが実態です。
もし安定して同じ番号を維持したいなら、やはり固定IPサービスを検討した方が確実ですね。
softbank光でグローバルIPが必要になるケース7選
softbank光を使っていて「グローバルIPがあった方が便利!」と思う場面は意外と多いんです。ここでは具体的な7つのケースを紹介しますね。
①在宅ワークのリモート接続
テレワークで会社のネットワークにアクセスするとき、グローバルIPは大切な役割を果たします。
なぜなら、接続元のIPを制限している企業では、特定のIPからしか入れない仕組みをとっているからです。
動的IPだと番号が変わってしまい、接続できなくなることがあるんですね。
固定IPを利用すれば、毎回同じ番号からアクセスできるので安心です。
リモートデスクトップや社内VPNなど、仕事環境を快適にするために役立ちます。
在宅ワークが増えた今、固定IPのニーズは特に高まっていますね。
②オンラインゲームの安定性
オンラインゲームをするときも、グローバルIPは重要です。
フレンドと直接つながるP2P方式のゲームでは、ポート開放が必要になることがあります。
グローバルIPがあれば、外部から自宅の機器にアクセスできるため、接続がスムーズになります。
また、ラグを減らして安定した環境をつくるためにも役立ちます。
特に対戦ゲームやMMOなどは、快適な通信が勝敗を左右することもありますよね。
「ゲームで不利になりたくない!」という人にはグローバルIPが強い味方になります。
③配信や動画サービスの利用
動画配信をする人にとっても、グローバルIPは便利です。
ライブ配信で視聴者に安定した映像を届けるためには、外部からアクセスしやすい環境が必要です。
グローバルIPを持つことで、配信ソフトやプラットフォームとの接続がスムーズになります。
また、配信環境を複数の端末で管理する場合にも役立ちます。
最近は副業として配信を始める人も多いので、その基盤としてグローバルIPを意識するのもいいですね。
安定した配信は視聴者の満足度にも直結します。
④自宅サーバー公開
趣味や勉強で自宅サーバーを公開したい人にも、グローバルIPは必要です。
たとえばWebサーバーやゲームサーバーを自宅に立てる場合、外部から接続できなければ意味がありません。
グローバルIPを持てば、自分のパソコンをインターネット上で公開できるようになります。
ただし、セキュリティ対策は必須です。ファイアウォールやパスワード管理をしっかり行いましょう。
自宅サーバーはスキルアップにもつながるので、挑戦する人は少なくありません。
固定IPを使えば、より安定して公開できますよ。
⑤VPN接続の構築
VPNを自分で構築するときも、グローバルIPは必要です。
VPNサーバーを自宅に置いて外から接続するには、固定されたIPがあったほうが便利です。
動的IPだと接続先が変わってしまい、つなげなくなることがあるからです。
グローバルIPがあれば、外出先から自宅のネットワークに安全につなげられます。
これにより、出先から自宅のNASやプリンタにアクセスすることもできます。
セキュリティと利便性を両立できるのがメリットです。
⑥防犯カメラへの外部アクセス
自宅に設置した防犯カメラを外から確認したいときも、グローバルIPが必要です。
専用アプリを使えば簡単につなげますが、その裏側ではグローバルIPで通信していることが多いんです。
固定IPを利用すれば、外出中でも同じアドレスでアクセスできて安心です。
特に留守が多い家庭や、仕事で出張が多い人には便利ですよね。
「家の様子をいつでもチェックできる」という安心感は大きいです。
防犯や家族の安全を守るために役立ちます。
⑦ビジネス利用での信頼性確保
ビジネス用途でも、グローバルIPは信頼性を高めるために重要です。
たとえば取引先とのシステム連携や、IP制限を設けたサービス利用には固定IPが求められることがあります。
動的IPだと接続エラーや制限に引っかかる可能性があるため、安定性に欠けます。
法人契約で固定IPを導入すれば、常に同じ環境でアクセスできるので安心です。
相手から見ても「この会社は安定した環境を持っている」と信頼感が増します。
業務の効率化やセキュリティ強化にも直結しますね。
softbank光でグローバルIPを安定利用するための解決策
softbank光では固定グローバルIPが標準で提供されないため、安定利用のためには工夫が必要です。ここでは代表的な解決策を紹介しますね。
①公式での対応状況まとめ
softbank光の公式サービスでは、個人向けに固定IPは提供されていません。
その代わり、IPv6高速ハイブリッドを利用することでIPv6とIPv4を両立させています。
また、光BBユニットの管理画面からポート転送やDHCPの固定割り当て設定が可能です。
これらを組み合わせることで、家庭用途でもある程度柔軟に使えます。
ただし「常に同じIPを維持する」という機能は含まれていないため注意しましょう。
まずは公式の仕組みでどこまで対応できるか確認するのがおすすめです。
②VPNサービスを利用する方法
固定IPがどうしても必要な場合、VPNサービスを使うのが手軽な解決策です。
「インターリンク マイIP」や「Glocal VPN」といったサービスでは、どこから接続しても同じ固定グローバルIPが割り当てられます。
この仕組みを利用すれば、自宅回線に依存せず固定IPを実現できます。
料金は月額1,000円前後が多く、比較的リーズナブルです。
特に在宅ワークや外部からの安定接続が必要な人に向いています。
導入もアプリを入れるだけのことが多いので、初心者でも扱いやすいです。
③固定IPサービスを組み合わせる方法
別のプロバイダと契約して固定IPを取得し、PPPoE接続で併用する方法もあります。
この場合、softbank光の回線を使いながら、他社の固定IPを重ねて利用できるんです。
少し高度な設定が必要ですが、確実に固定IPを得られるメリットがあります。
ネットワークに詳しい方や、どうしても業務で必要な方におすすめの方法ですね。
ただし速度はPPPoE側に依存するので、安定性とスピードのバランスを考える必要があります。
専門的な用途なら十分検討する価値がある方法です。
④市販ルーターでできること
市販ルーターを使うと、ポート転送やVPNサーバー機能などを細かく設定できます。
ただしsoftbank光では光BBユニットが必須のため、BBユニットの下流に設置する必要があります。
このときルーターをAPモードにするか、二重ルーターにならないよう注意が必要です。
工夫次第で、家庭内のネットワーク環境を大幅にカスタマイズできます。
特にゲームや配信など用途がはっきりしている場合は便利です。
ただし設定を誤ると通信が不安定になることもあるので慎重に調整しましょう。
⑤法人契約での固定IP利用
どうしても固定IPが必要で、業務でも利用するなら法人契約を検討しましょう。
softbankの法人向けインターネットサービスでは、固定IPをオプションで利用できます。
複数IPの割り当ても可能で、ビジネス環境には最適です。
セキュリティや安定性を重視する企業には欠かせない選択肢ですね。
費用は個人向けより高めですが、その分サポートや信頼性も高いです。
「業務で絶対に必要」という方は法人プランを選ぶのが安心です。
softbank光グローバルIP利用のメリットとデメリット
ここまで解説してきた内容を踏まえて、softbank光でグローバルIPを使うメリットとデメリットを整理してみましょう。
①セキュリティ面のメリット
グローバルIPを使うことで、外部からのアクセス制御をしやすくなるメリットがあります。
たとえば会社側で「このIPからしか接続できない」と制限をかければ、不正アクセスのリスクを減らせます。
リモートワークやVPN利用でも、接続元を固定できるのは安心材料です。
また、IPをベースにしたセキュリティポリシーを導入しやすくなります。
特に業務利用ではセキュリティ強化の一環として役立ちます。
信頼性の高い通信環境を作ることができるのは大きな魅力ですね。
②利便性のメリット
グローバルIPは利便性の面でもプラスに働きます。
外出先から自宅のNASや防犯カメラにアクセスできるようになります。
オンラインゲームや配信でも、ポート開放を通じてスムーズな接続が可能になります。
さらに、自宅サーバーを立てて公開することもできます。
趣味やビジネスの幅が広がるのは大きな利点です。
「自宅を拠点にして何かをしたい」という人には欠かせない要素ですね。
③IP変動によるデメリット
一方で、softbank光では動的IPが基本なので、再接続などで番号が変わることがあります。
そのたびに接続設定を変更しなければならないのは不便です。
特にリモート接続やサーバー公開をしている人には大きな負担になります。
また、相手側のシステムで「登録されたIP以外は拒否」という設定があると、使えなくなってしまう場合もあります。
このように「安定しない」というのは大きなデメリットなんです。
安定性を重視するなら固定IPの導入を検討したほうが安心です。
④固定費用がかかるデメリット
固定IPを実現するには追加の費用がかかります。
VPNサービスを利用する場合は月額1,000円前後、法人契約ならさらに高額になります。
つまり「コストを払ってでも安定性を得たいか」という判断が必要です。
個人の趣味利用ならコストに見合わないと感じることもあるでしょう。
逆に仕事で使うなら投資として妥当だと考えるケースもあります。
利用目的に応じてバランスを取ることが大切ですね。
まとめ
今回は、softbank光でのグローバルIPについて詳しく解説しました。
個人向け契約では固定IPが提供されないため、基本は動的IPでの利用になります。
ただし、光BBユニットを活用すればポート転送やIPv6/IPv4の併用など、便利な機能を利用できます。
さらに固定IPが必要な場合は、VPNサービスや他社の固定IP契約、法人プランといった選択肢もあります。
大切なのは「自分がどんな用途で使いたいのか」を明確にすることです。
在宅ワーク、オンラインゲーム、配信やサーバー運営など、それぞれに合った方法を選べば、より快適で安心なインターネット環境を整えられますよ。