auひかりの乗り換え工事は必要?工事費・期間・旧回線を解約するタイミングを解説

auひかり

auひかりへ他社回線から乗り換える場合、戸建てでは原則として開通工事が必要です。

ただし、対象の戸建てでは既存設備を活用する光回線再利用が使えるほか、マンションでは建物の設備によって工事なしで利用できる場合もあります。

この記事では、工事内容やホーム48,950円・マンション33,000円の初期費用、開通までの期間、旧回線を解約するタイミングまで整理します。「工事でネットが使えなくなるのが不安」「結局いくらかかるのか知りたい」という人は、申し込み前の確認に役立ててください。

auひかりの乗り換え工事は原則必要|工事なしの例外もある

他社の光回線をすでに使っていても、auひかりへの乗り換えでは原則として開通工事が必要です。

ただし、戸建てでは既存設備を活用する「光回線再利用」が使える場合があり、マンションでも建物の設備によっては訪問工事なしで利用できるケースがあります。

「光コンセントがあるから、そのまま切り替えられるはず」と思っている人ほど、まず自宅がどのケースに当てはまるかを確認しておきたいところです。

戸建ては他社回線を利用中でも開通工事が基本

auひかりホームへ乗り換える場合は、すでにドコモ光やSoftBank光、フレッツ光などを利用していても、基本的にはauひかりを使うための工事が入ります。

通常の工事では、近くの電柱から建物へ光ファイバーを延ばし、宅内まで配線して光コンセントを設置します。

光コラボ同士の乗り換えと同じ感覚で考えないことがポイントです。

フレッツ光と光コラボの間や、光コラボ同士では既存設備をそのまま使える「事業者変更」がありますが、auひかりへの移行は基本的にこの仕組みとは異なります。

日曜の夜に乗り換え方法を調べながら、「今も光回線を使っているのだから工事はいらないだろう」と申し込みを進めると、想定していなかった工事日の調整が必要になることがあります。

工事日には原則として立ち会いが必要です。

そのため、乗り換えを急いでいる場合は料金だけでなく、工事日の確保まで含めて予定を組む必要があります。

「他社の光回線を利用中=auひかりも工事不要」ではありません。

光回線再利用なら既存の引込線を使える

戸建ての一部では、2025年2月26日から始まった光回線再利用を利用できるようになりました。

対象になるのは、auひかり ホーム(S)の提供地域で、ファミリータイプの光コラボを利用しており、同じ設置場所でauひかりへ乗り換えるケースです。

この方法では、現在使っている光ケーブルの引込線から宅内の光コンセントまでを流用できるため、従来のように新しい引込線を追加せずに済む可能性があります。

「家の外にもう1本ケーブルが増えるのは避けたい」という戸建て利用者にとっては、確認する価値のある選択肢です。

比較項目 通常の開通工事 光回線再利用
既存の引込線 基本的に新たな回線を引き込む 条件を満たせば既存設備を流用
光コンセント 工事内容に応じて設置 既存設備を使える場合がある
開通工事 必要 必要
立ち会い 原則必要 必要

光回線再利用は「完全に工事なしになる制度」ではありません。

KDDIの案内では、既存設備を使う場合でも開通工事と立ち会いが必要です。

設備の状態によっては屋内配線を引き直したり、光コンセントを設置し直したりするケースもあります。

光回線再利用を申し込む際には光回線再利用承諾番号が必要で、有効期限は15暦日です。

現地の設備を確認した結果、そのまま使えないと判断されれば、新しい光ケーブルを引き込む工事へ変更されます。

既存設備を使えるかどうかは、申し込み前の思い込みではなく実際の設備条件で決まります。

なお、マンションは戸建てと事情が異なり、建物に導入されているauひかりの設備や提供タイプによっては、訪問工事なしで利用できる場合があります。

マンションだから必ず工事がある、あるいは必ず工事不要と決めつけず、住所ごとの提供状況を確認するのが確実です。

auひかりへ乗り換えるときの工事内容と開通までの期間

auひかりの工事内容は戸建てとマンションで異なり、開通までの目安もホームは1〜2カ月、マンションは約2週間と差があります。

申し込んだ翌週からすぐ使えるとは限らないため、現在の回線をいつまで残すか考えるうえでも開通までの流れを知っておく必要があります。

ここでは、実際にどんな工事が行われるのかと、利用開始までに見込んでおきたい期間を整理します。

戸建ては光ファイバー引込みと光コンセント設置を行う

戸建ての標準的な工事では、電柱側から建物へ光ファイバーを引き込み、その回線を室内まで通して光コンセントを設置します。

光ファイバーを宅内へ通す方法は建物の状態によって変わり、既存の配管などを利用できる場合もあれば、別の施工方法が必要になる場合もあります。

必要な場合には、壁への穴あけや貫通作業が行われることがあります。

賃貸住宅でauひかりホームを導入する場合は、工事前に建物所有者やオーナーの承諾を取っておかなければなりません。

たとえば管理会社から「壁への穴あけは禁止です」と言われているなら、工事当日に初めて伝えるのではなく、申し込み後の工事調整時点で施工条件を確認しておくほうが安心です。

建物の構造などによって施工できない場合は、auひかりを利用できないケースもあります。

工事が終わったあとは、ONUやホームゲートウェイなどの機器を原則として利用者自身で接続します。

工事担当者が来た時点ですべてのインターネット設定まで完了するとは限らないため、届いた機器や接続案内は捨てずに保管しておきましょう。

マンションでは、建物の共用部分まで来ている設備から各住戸へ接続する形が基本です。

マンションギガでは宅内工事が行われますが、提供タイプや建物内の設備によって工事内容は変わり、一部では工事なしで利用開始できる場合もあります。

開通目安はホーム1〜2カ月・マンション約2週間

auひかりへ申し込んでから利用を開始できるまでの目安は、ホームが1〜2カ月程度、マンションが約2週間です。

ホームではKDDIへの登録後、およそ1〜3週間で工事可能日の案内が行われ、その後に実際の工事日を調整する流れです。

住居タイプ 申し込みから開通までの目安 主な注意点
auひかり ホーム 1〜2カ月程度 設備状況などにより長引く場合がある
auひかり マンション 約2週間 建物の設備や提供タイプで工事内容が変わる

ただし、この期間は必ず守られる日数ではなく、設備の状況などによって工事が延期されることがあります。

引っ越し直前の金曜夜に申し込み、「来月1日には新居でネットが使えるだろう」と予定を組むのは少し危険です。

とくに戸建ては1〜2カ月を前提に、余裕を持って申し込むほうがネットを使えない期間を避けやすくなります。

ホームの工事日程は、午前9時〜12時または午後13時〜17時の枠で調整されます。

「14時ちょうどに来てほしい」といった訪問時刻の細かな指定はできません。

当日は工事担当者から訪問前に連絡が入るため、予定を詰め込みすぎず、立ち会える時間を確保しておく必要があります。

なお、ホームの開通工事を土日祝日に行う場合は3,300円の追加費用がかかります。

工事日の早さだけで休日を選ぶと予定外の負担になるため、平日に立ち会えるかどうかも含めて日程を決めると無駄がありません。

auひかりの乗り換え工事費はいくらかかる?

auひかりの初期費用は、ホームが48,950円、マンションが33,000円です。

ただし、対象になる割引や乗り換え特典を利用できれば、実際の負担を抑えられる場合があります。

「工事が必要なら、最初に5万円近く払うの?」と不安になるところですが、一括払いだけでなく分割払いの選択肢も含めて確認すると整理しやすくなります。

ホームは48,950円・マンションは33,000円

2025年7月1日以降にauひかりホームへ新規申し込みする場合、工事費を含む初期費用は48,950円です。

マンションの初期費用は33,000円となっています。

項目 初期費用 分割払いの例
ホーム・35回払い 48,950円 初回1,414円、2回目以降1,398円×34回
ホーム・23回払い 48,950円 初回2,134円、2回目以降2,128円×22回
マンション・23回払い 33,000円 初回1,443円、2回目以降1,434円×22回

ホームの分割回数は契約するプランによって異なり、35回または23回で支払う方法があります。

古い情報ではホームの初期費用が41,250円と案内されている場合がありますが、2025年7月1日以降の新規申し込みでは48,950円です。

検索結果をいくつか見比べていると料金が違っていて、「結局どれが今の金額なの?」と迷いやすい部分なので、申し込み時点の条件を基準に確認してください。

ホームの開通工事を土日祝日に実施する場合は、別途3,300円がかかります。

平日に立ち会える人なら、この追加費用を避けられます。

工事費を見るときは初期費用だけでなく、工事日による追加料金まで含めて考えるのがポイントです。

割引や乗り換え特典で負担を抑えられる場合がある

auひかりでは、契約内容や利用条件を満たすことで初期費用相当額の割引を受けられる場合があります。

たとえばマンションでは、au one netの対象条件を満たして利用を続けることで、最大33,000円の初期費用相当額割引が案内されています。

ここで注意したいのは、初期費用そのものが最初から消える仕組みとは限らない点です。

分割払いの途中で解約すると、その時点で割引が終了するため、残っている負担を確認する必要があります。

「割引があるなら工事費は気にしなくてもいい」と決めつけず、何カ月利用するとどこまで割引されるのかを契約前に見ておくと安心です。

他社回線からの乗り換えでは、乗りかえスタートサポートを利用できるケースもあります。

対象条件を満たす場合、他社インターネットサービスの年間契約解除料や工事費残債などについて、合計最大30,000円の還元を受けられる案内があります。

  • 年間契約解除料
  • 対象となる工事費の残債
  • 対象ルーターの割賦残債
  • NTT加入電話工事費
  • 番号ポータビリティ手数料

一方で、他社サービスの月額料金やテレビなどインターネット以外の解除料、プラン変更手数料などは対象外です。

申請には他社サービスの解約違約金が分かる明細のコピーが必要で、申請書はauひかりの申込月を含め12カ月以内に送付する必要があります。

解約時に明細を捨ててしまうと申請で困るため、乗り換えが終わるまでは保管しておきましょう。

auひかりへの乗り換え費用は「工事費はいくらか」だけでなく、割引と他社の解約費用までセットで確認すると実際の負担を判断しやすくなります。

旧回線はいつ解約する?ネットが使えない期間を防ぐ手順

通常の乗り換えでは、auひかりの開通を確認してから旧回線を解約する流れが安全です。

auひかりホームは申し込みから開通まで1〜2カ月程度かかる場合があり、設備状況によって工事日が後ろへずれることもあります。

ただし、光回線再利用を使う場合や固定電話を引き継ぐ場合は手順が異なるため、自己判断で旧回線を先に止めないようにしましょう。

通常はauひかりの開通確認後に旧回線を解約する

通常の新規引込方式で乗り換えるなら、auひかりを先に申し込み、実際に開通したことを確認してから旧回線を解約する流れが通信できない期間を避けやすい方法です。

auひかりの工事日が決まる前に旧回線を止めると、予定どおり工事できなかった場合にインターネットを使えない日が発生する可能性があります。

たとえば在宅勤務で月曜からオンライン会議があるのに、金曜で旧回線を解約し、翌週予定だったauひかりの工事が延期になれば困ってしまいます。

「数日くらいならスマホで何とかなる」と考えていても、仕事や動画視聴、家族の通信まで重なると意外と不便です。

旧回線の解約日は、auひかりの申し込み日ではなく、開通状況を見て決めるのが基本です。

ホームは利用開始まで1〜2カ月程度が目安で、設備状況によってさらに時間がかかる場合があります。

そのため、旧回線側の解約締め日だけを優先して先に解約するより、通信が途切れないことを優先して予定を組むほうが安全です。

「auひかりの工事完了」と「インターネットにつながること」を確認してから旧回線の解約へ進むと、乗り換え時の空白期間を避けやすくなります。

光回線再利用と固定電話は切り替え手順が異なる

光回線再利用を利用する場合は、通常の新規引込方式と同じ感覚で旧回線を解約してはいけません。

この方式では、KDDIが利用中の光コラボの解約日とauひかりの開通日が同日になるよう調整します。

光回線再利用を申し込んだ人は、自分で光コラボを先に解約せず、案内された切り替え手順に従ってください。

固定電話の番号をそのまま使いたい人も、インターネット回線だけの乗り換えとは確認するポイントが増えます。

通常のauひかりホームでは、開通工事をした当日に番号ポータビリティが完了するとは限りません。

固定電話の切り替えは、開通工事から1〜2週間後が目安で、ホームゲートウェイの電話ランプが緑色になった時点が完了の目安です。

乗り換え方法 旧回線・電話の切り替え方
通常のauひかりホーム auひかり開通後に旧回線を解約する流れが安全。固定電話は開通工事後1〜2週間が切り替えの目安
ホーム(S)の光回線再利用 光コラボの解約日とauひかり開通日を同日に調整。条件を満たせば固定電話も開通当日に切り替え可能

ホーム(S)の光回線再利用で一定の条件を満たす場合は、固定電話の番号ポータビリティも開通当日に実施できます。

このケースでは切り替え後から発信できますが、着信は17時以降になるという注意があります。

家族や仕事で固定電話を使っている家庭なら、「ネットがつながれば乗り換え完了」とは考えず、電話の切り替えまで確認しておきたいところです。

旧回線をいつ解約するかは、通常工事なのか光回線再利用なのか、固定電話を引き継ぐのかによって判断が変わります。

auひかりの乗り換え工事で失敗しないためのポイント

auひかりへ乗り換えるときは、工事の有無だけでなく、開通時期・費用・旧回線の解約タイミングまで一緒に確認することがポイントです。

戸建ては原則として開通工事が必要ですが、対象なら光回線再利用で既存設備を活用でき、マンションでは建物の設備によって工事なしになる場合もあります。

通常の乗り換えでは、auひかりが実際につながる前に旧回線を解約しないようにしてください。

  • 自宅が光回線再利用の対象になるか確認する
  • ホームは1〜2カ月、マンションは約2週間を開通の目安にする
  • ホーム48,950円、マンション33,000円の初期費用を確認する
  • 賃貸住宅では工事前に建物所有者の承諾を取る
  • 固定電話を使う場合は番号の切り替え時期も確認する

「工事日だけ決めれば大丈夫」と考えず、申し込みから旧回線の解約までを一つの流れとして組んでおくと、ネットが使えない期間や予定外の費用を避けやすくなります。

まずはau公式サイトで自宅の提供状況と光回線再利用の対象可否を確認し、その結果に合わせて乗り換え日程を決めましょう。

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